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パーソナルジムの会員契約書テンプレ|トラブル防止の必須項目

📅 2026-05-09⏱ 読了 約3

必ず作るべき会員契約書

パーソナルジム経営で意外と軽視されがちなのが会員契約書。トラブルになってから「契約書がない」では取り返しがつかないため、開業前に必ず整備しておきましょう。

契約書がないと起こるトラブル

実際に多いトラブル例:

  • 「3回しか来てないのに返金しろ」と言われた
  • セッション中の怪我で損害賠償請求された
  • 体験だけのつもりなのに勝手に課金されたと主張された
  • ノーショウ(無断キャンセル)が頻発する
  • 解約時に「規約にない」と言われた

口頭の合意では裁判で勝てないこともあり、契約書は経営の保険です。

必ず盛り込むべき10項目

1. 契約者情報

  • 会員氏名・住所・電話・生年月日・緊急連絡先
  • 既往歴の確認(医師の許可を得ているか)

2. サービス内容と料金

  • 提供サービスの詳細
  • 月額・回数券・追加料金の明記
  • 支払い方法・支払い日

3. 契約期間と更新

  • 契約期間(多くは1ヶ月単位 or 2〜6ヶ月)
  • 自動更新の有無
  • 更新手続き方法

4. クーリングオフ条項

特定商取引法に基づく8日間のクーリングオフを必ず明記:

第◯条(クーリングオフ) 本契約締結後8日間以内であれば、書面にて契約解除が可能です。 解除に伴う返金額は支払い済み金額の全額とします。

5万円以上・1ヶ月超の契約はクーリングオフ対象です。

5. 解約・退会条項

  • 解約予告期間(多くは1ヶ月前)
  • 解約方法(書面・LINE・メール)
  • 残り回数券・前払い金の取扱い
  • 中途解約時の返金規定

6. キャンセルポリシー

キャンセルタイミング取扱い
24時間以上前無料変更可
24時間以内〜2時間前50%消化
2時間以内 or 無断100%消化

この規定がないとノーショウし放題になります

7. 個人情報の取扱い

  • 取得目的(連絡・サービス提供・分析)
  • 第三者提供の有無
  • 写真・成果情報の使用範囲

Before/After 写真を使うなら、必ず別紙で承諾書を取りましょう。

8. 損害賠償・免責事項

最重要項目:

第◯条(免責事項) 当ジムでのトレーニング中に発生した事故・怪我については、 当ジムの故意または重大な過失による場合を除き、 当ジムは責任を負わないものとします。

会員は自身の健康状態を考慮し、自己責任のもとで トレーニングに参加するものとします。

ただし完全免責は無効になる可能性があります。賠償責任保険への加入は必須

9. 禁止事項

  • 他会員への迷惑行為
  • 商業行為(ジム内での勧誘・販売)
  • アルコール・薬物使用後の利用
  • トレーナーへのハラスメント

これに違反した場合の強制退会条項も入れる。

10. 反社会的勢力の排除

近年は必須項目。簡単な文言で構いません:

会員が反社会的勢力に該当することが判明した場合、 直ちに契約解除できるものとする。

会員契約書テンプレ(骨子)

パーソナルジム会員契約書

本契約は、◯◯(以下「当ジム」という)と
会員(以下「甲」という)との間で締結する。

第1条(目的)
本契約は、甲が当ジムの提供するパーソナルトレーニング
サービスを利用する条件を定めるものとする。

第2条(料金)
1. 甲は、別表に定める料金を所定の日に支払う。
2. 支払い方法は◯◯とする。

第3条(契約期間)
1. 本契約の期間は、契約締結日より1ヶ月とする。
2. 契約満了の1ヶ月前までに書面による解約申し出が
   ない限り、自動的に1ヶ月延長される。

第4条(クーリングオフ)
契約締結後8日間以内であれば、書面にて契約解除が可能。
全額返金する。

第5条(解約)
1. 甲は1ヶ月前までに書面で解約申し出ができる。
2. 既に支払い済みの未消化分については別表に従って
   返金する。

第6条(キャンセル)
[キャンセルポリシー詳細]

第7条(免責事項)
[損害賠償・免責の詳細]

第8条(個人情報)
[個人情報の取扱い詳細]

第9条(禁止事項)
[禁止事項一覧]

第10条(反社会的勢力の排除)
[反社条項]

[署名・日付欄]

弁護士に確認すべきか

できれば弁護士チェックを推奨。費用は1〜3万円程度。

確認方法費用
顧問弁護士に依頼月3〜5万円
スポット相談1回1万円〜
ココナラ等のスポット5,000円〜
弁護士なしで運用0円(リスク高)

訴訟リスクを考えれば、初期に1〜3万円かけて契約書をチェックするのは費用対効果が高い投資です。

契約書の運用ルール

1. 紙 or 電子で必ず2通

  • 1通は会員に渡す
  • 1通はジム保管(最低5年)

2. クラウド管理(推奨)

  • Google Drive・Dropbox等で電子データ保管
  • 改ざん防止のためタイムスタンプ付与

3. 改定時の通知

契約書を改定する際は:

  • 全会員にLINEまたはメールで通知
  • 改定後のサインを再取得
  • 旧契約書は5年保管

賠償責任保険の加入

契約書に加えて、賠償責任保険は絶対に加入してください。

保険種別保険料補償額
個人事業主向けの賠償責任保険月3,000〜8,000円1〜3億円
ジム業界団体保険年1〜3万円1億円〜
任意団体保険(NESTA等)年5,000円〜数千万円

最低でも1億円補償の保険に加入を強く推奨します。

まとめ

会員契約書は経営の盾です。トラブルになってから作っても遅い。開業前に最低限のテンプレートを作って弁護士チェックを受け、賠償責任保険にも加入しましょう。費用は3万円程度で済むのに、訴訟リスクは数百万〜数千万円。投資対効果は圧倒的です。

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